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伝道標語
いのちをころさざれば、仏種増長す。ほとけのいのちをつくすべし。いのちをころすことなかれ。

あらゆるものに、いのちはあります。そのいのちを無駄にしないで、殺さないことが、仏のいのちを育てることになるのです。自分のいのちは、仏のいのちです。いのちを粗末にしてはいけません。

いのちはかけがえのないものです。自分のいのちは誰でも大切にしています。しかし、自分だけのいのちではないのです。自分の身近な方が、亡くなると、悲しくて、辛くて、苦しい思いをします。それは亡くなった方のいのちだったけれど、自分にとっても、大切ないのちであったことが良くわかります。

お釈迦様が道を歩いておられるとき、地面の土をつまんで瓜の上に置かれて、お供の阿難に「阿難よ、この瓜の上の土と、大地の土と、どちらが多いか?」とおたずねになりました。阿難は「地面です」と答えました。「そのとおりだよ。この世の中で、いのちをもって生まれてくるものは、地面の土のようにたくさんあるけれど、人間のいのちをいただいて生まれてくるものは、この瓜の上の土ほどだよ、いのちを大切にしなさい。自分のいのちも大切だが、他人のいのちも大切にしなければいけないよ」とおさとしになられました。

仏教は仏様の教えであり、仏様になる教えであります。人は仏様になる可能性を持っています。

私は、毎月總持寺保育園出向参禅会に行きます。ある日、園児たちに質問をしました。「皆さんが、一番大切なものはなんですか?」すると、数人の子どもが、「仏様!」と答えました。私は、驚きました。幼い子ども達からこんな答えがくるとは思っていませんでした。總持寺保育園の入口には観音様がまつられています。いつも、元気な声で挨拶をし、合掌している姿をみかけます。

〝人人具足箇箇円成〟『永平広録』という教えがあります。なにびとも仏性を欠けることなく、まどかにそなえているということです。

私達は生きる為にたくさんのことをしています。その都度自分に出来る方法を探してやってきました。これからも、そのように生きていくと思います。与えられた環境の中で生きる私達ですが、そこには、多くの可能性を持った、いのちのはたらきがあります。

アンパンマンの作者・やなせたかしさんは、「何のために生まれて、何をして生きるのか・・・」といつもテーマ曲で歌っていました。やなせさん自身は「人間が生きているのは、人を喜ばせるため」だと言っておられました。ステキな人生を皆で生きていたいものです。

平成27年12月(本山布教教化部布教室長 川原敏光)

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